プロジェクトの概要
食糧と競合しない原料植物「ジャトロファ」をベトナムで栽培し、種子油から生産したバイオディーゼル燃料「C-FUEL」をベトナム国内で燃料として消費するプロジェクトです。 2008年12月、ベトナムにてジャトロファの試験栽培を開始し、2010年より本格的にプロジェクトをスタートしました。
このプランテーションより得られるCJO(粗ジャトロファ油)を原料にしたC-FUELの供給先候補として、2012年8月にVietnam Railways(ベトナム鉄道公社)とC-FUEL試験走行の覚書を結びました。
Vietnam Railwaysホームページ
http://www.vr.com.vn/hop-tac-quoc-te/dsvn-va-cong-ty-revo-international-nhat-ban-ky-bien-ban-ghi-nho.html
ベトナム・ニントゥアン省人民委員会ホームページの発表
http://www.ninhthuan.gov.vn/News/Pages/Uy-ban-nhan-dan-tinh-Ninh-Thuan-tiep-va-lam-viec.aspx
ベトナムハノイテレビ
ジャトロファとは
ナンヨウアブラギリ : 学名 Jatropha curcas(ジャトロファ・クルカス)
学名を略してジャトロファ、またはヤトロファと呼ばれます。 トウダイグサ科の落葉低木で原産は中南米です。
バイオ燃料の原料として注目される以前のジャトロファは、種子の豊富な油分を石鹸、ロウソクなどの原料として利用されてきました。ジャトロファ種子は有毒成分を含むため食用とならず、また食用植物の生産に適さない土壌でも成育するため、食糧と競合しない原料として期待を集めています。
- 花 期
- 4~10月
- 結実期
- 6~12月(緑→黄色)
- 原産地
- 中南米(分布は熱帯から亜熱帯地域)
- 特 徴
- 成長が早く苗木から1年以内で結実。強健。好適温度は年平均20~30度。
元来、干ばつや害虫に強く、やせた土壌でも栽培可能。
当社開発状況
2013.10.16 2008年よりスタートしましたベトナム実験農場でのジャトロファ研究栽培により、優良品種の育成に成果が得られました。
Vietnam Railways(ベトナム鉄道公社)との調印式を行いました
2012年8月20日、ベトナムの国営鉄道会社Vietnam Railwaysと、当社のバイオディーゼル燃料“C-FUEL“導入に向けたテスト走行を開始する為の調印を行いました。
Vietnam Railwaysホームページ
http://www.vr.com.vn/hop-tac-quoc-te/dsvn-va-cong-ty-revo-international-nhat-ban-ky-bien-ban-ghi-nho.html
―C-FUEL試験開始式典―
2013年10月17日 ベトナム ハノイ イェンヴィエン車庫にて




2013年10月17日、ベトナム鉄道会社はハノイのイェンヴィエン車庫にて、鉄道車両での「C-FUELテスト走行運用の開始式典を行いました。
試験開始式典には、当社と交通運輸省環境局、ベトナム鉄道科学技術部、鉄道連盟、イェンヴィエン車輌会社が参列しました。
2013年10月17日より3ヶ月間ベトナム鉄道はイェンヴィエン車輌会社へ鉄道車輌「D9E-214」号に使用する48,000リットルのC-FUELを引渡し試験運転をいたしました。
テープカット式後、各参加団体の代表が、鉄道車輌「D9E-214」号(上記写真)へC-FUELを給油し、試験走行させるところを見守りました。
テストチームによると、C-FUELを使用するほうが、現在使用している燃料よりも「クリーンな」排気であるとのことです。
この試験は交通運輸省によるエネルギー使用量削減とその効果を狙いとした国家目標プログラム
「数種の鉄道車輌へのバイオディーゼル燃料試験運用」プロジェクトの一環です。
10/18付でベトナム鉄道会社と交通運輸省環境局のホームページにもニュースとして掲載されました。
2011年4月より、北欧大手エネルギー供給企業Argos社へバイオディーゼル燃料C-FUELの輸出を開始しました。
現在は、スイスの大手エネルギー企業へ安定的に供給しております。
ビジネスパートナーとして、C-FUELのEU市場への安定的な流通に努めます。
- タイPTT
- 技術紹介
- プラント紹介
2007年7月竣工
所在地:タイ国アユタヤ
日量1,000リットル製造 タイ国石油公社PTTより受注したプラントです。
さまざまな原料油脂(高遊離脂肪酸含有パーム油・JATROPHA・使用済み食用油等)に対応しています。
工事完了合格証明書