名称 | 株式会社レボインターナショナル |
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所在地 | 【京都本社】 〒612-8473 京都市伏見区下鳥羽広長町173番地 TEL075-604-0518 FAX075-604-0519 交通機関
〒610-0231 京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字金井谷1番地52 宇治田原工業団地35号地 TEL0774-99-7118 FAX0774-99-7127 【東京支店】 〒121-0061 東京都足立区花畑7丁目21-8 TEL03-5851-0127 FAX03-5851-0126 【八幡事業所】 〒614-8043 京都府八幡市八幡一ノ坪108 TEL075-971-6000 FAX075-971-6003 【名古屋営業所】 〒455-0801 愛知県名古屋市港区小碓2丁目324番地 TEL052-383-9018 FAX052-383-9081 【神奈川出張所】 〒223-0058 神奈川県横浜市港北区新吉田東7-24-2 TEL045-594-7399 FAX045-716-8227 【福岡出張所】 〒811-3306 福岡県福津市生家2016-1 TEL0940-62-5600 FAX0940-62-5603 |
設立年月日/活動開始年月 | 1999年10月/1995年8月(当社のあゆみはこちらをご覧ください) |
資本金 | 4億8107万5000円(令和4年3月31日現在) |
代表者 | 代表取締役 越川 哲也 |
取引銀行 | 京都信用金庫(伏見支店)、三井住友銀行(京都支店)、三菱UFJ銀行(京都支店) |
企業認定 | 中小企業経営革新支援法認定 |
許可書 | 毒物・劇物営業所登録 、安全運転管理者登録 、指定可燃物貯蔵所 運行管理者、危険物製造施設、一般貨物自動車運送業運行管理者、再生利用事業登録 |
特許 | 特許一覧 |
事業内容 | バイオディーゼル燃料研究開発・製造・販売・輸出事業 使用済み食用油引取事業 バイオディーゼル燃料製造プラント販売・エンジニアリング事業 市民活動支援事業 原料植物及び油脂の研究開発・ベトナム及びカンボジアにおけるプランテーション事業 洗剤・エコロジー関連商品販売事業 |

私ども、REVO INTERNATIONAL(株式会社レボインターナショナル)は、ふるさとの川や湖を環境汚染から守ろうという趣旨から活動を開始したボランティア団体が母体です。(当社のあゆみ)
現代社会における大量生産・大量消費・大量廃棄の結果引き起こされた環境問題を解決するためには、市民・行政・企業が一体となったリサイクルシステム作りが重要であると考え、資源ごみの引取・再生・有効利用を安定したコストで継続的にできる「環境リサイクルシステム」の構築を推進してまいりました。その中で、ボランティア組織ではその活動に種々の制約・限界があるため、会社組織に改組したものです。
私どもは、活動のスタートといたしまして、京都市とともに使用済み食用油の軽油代替燃料化プロジェクト推進のため、皆様が処理にお困りの使用済み食用油の引取活動をはじめ、各家庭から引取するための引取拠点構築啓発から引取作業、また業務店や環境問題・リサイクルにご理解のある方々から大切な資源として引取し、環境に優しい「C-FUEL(シーフューエル)〔バイオディーゼル燃料〕」へのリサイクル事業を推進しております。
この活動をはじめの一歩とし、私たちの大切な地球が抱えている環境問題を解決していける企業として発展いたしたく、精一杯努力して参ります。是非、私どもの取り組みをご理解いただき、ご賛同頂けますよう切に願っております。
唯一の実績を積み重ねる「C-FUEL」
『越川君。まずはダカールラリーの完走、本当におめでとう。
見事やり遂げましたね。 10数年前に君と「大きな夢」として語り合っていたことを昨日の事のように思い起こしています。廃食用油の燃料化技術開発はもとより、原料確保のため、僅か10リットルの使用済み食用油から始まった廃食用油引取活動を市民・行政そして事業者からの協力を得ながら継続し、啓発活動にも努めてきた大変地道な活動が実った結果といえますね。この度の「C-FUEL」製造技術によるダカールラリーの完走は、レボインターナショナル、一企業の成功にとどまるものではありません。この京都のバイオディーゼル燃料化事業の関係者の皆さんの努力にむくいる大成功であり、同時に我が国に於けるバイオディーゼル燃料普及に対するエポックメーキングな成果でしょう。言い換えれば、ダカールラリー完走の偉業は、バイオディーゼル燃料の本格的普及の始まりを告げる大変意義深い出来事 といえましょう。』
京都大学名誉教授 故清水剛夫先生より
これは、現在、全国で先鞭をつけている京都市のバイオディーゼル燃料化事業を最初に提唱された、いわば、バイオディーゼル燃料の生みの親ともいうべき、故清水剛夫京都大学名誉教授からいただきました冒頭の言葉です。
いま、我々はエネルギーとして「過去の遺産」である「石油」を消費し続けています。消費するだけでなく、その時に排出される物質には、環境汚染の元凶になるものがあります。また、枯渇の問題もあって、次代のエネルギー燃料が模索されてきております。その一つに自動車メーカー等も注目しているバイオディーゼル燃料の研究開発があり、リサイクルを考慮すると、原料の廃食用油の利用は重要であり、使用における実証実績の積み重ねも極めて重要で、京都市ではこれまでの長年の実績等からバイオディーゼル燃料の規格について慎重な議論が重ねられ、当社「C-FUEL」の品質をベースに日本初の品質規格「京都スタンダード」を策定されました。
「C-FUEL」の品質は、更にその後に制定されたJIS規格をも満足させるものです。
廃棄物である廃食用油を原料とする「C-FUEL」は、いわゆる廃棄物から作られるリサイクルエネルギーであり、クリーンな、まさに次代のエネルギー燃料といえます。そして20年近くの歳月を経て、日本ではまさに本格的な普及が始まろうとしています。
こんなによい「C-FUEL」が、なぜ今まで注目されることなく普及が進まなかったのでしょう。理由の第一には大変残念なことですが、自動車の燃料として、程度の悪い廃食用油燃料が同じバイオディーゼル燃料の名のもとに出回ってしまって、印象を悪くしたことが挙げられます。従来、植物油のエステル交換反応によるメチルエステル化、すなわちバイオディーゼル燃料化は、基本的には比較的、簡単なので数多く手がけられています。しかし、廃食用油は成分が複雑であり、品質と価格に大変厳しい自動車燃料として使用されるためには、基本技術に加え、さまざまな品質改善と実績評価の積み重ねが必要です。しかし、市場に 出回っている粗悪な廃食用油燃料がバイオディーゼル燃料と呼ばれ、全国各地で使用され多くのエンジントラブルが報告されてきました。
そのような状況の中で、2007年の我々の「ダカールの成功」は、当社のオリジナルな製造技術による「C-FUEL」が軽油代替燃料として実用できる品質を有するものであることを世間に示したことになりました。もう自動車のエンジンにトラブルを起こすような品質の悪い廃食用油燃料は日本はじめ東南アジア諸国でもバイオディーゼル燃料と呼ばれなくなってゆくのではないでしょうか。「C-FUEL」の普及はそうした中で燃料への信頼を 取り戻し、石油からとれる軽油を代替するクリーンエネルギー燃料を求める社会的ニーズに応えていくことでしょう。軽油はその燃焼時に多くの黒鉛や硫黄酸化物を発生させ酸性雨や大気汚染につながっています。呼吸器障害やアレルギーの原因にもなります。植物由来であるバイオディーゼル燃料は、これを大幅に抑制することのできる、環境を配慮した太陽エネルギーの最も効率の良い間接的利用であります。次世代の交通手段として、効率の高いディーゼル自動車の普及をも促すことにもなるでしょう。
これまで、いろいろな課題・問題に直面してまいりました。しかし、それら一つ一つを解決してきた積み重ねこそがアフリカの大地に、この足で立つことを許してくれたのだと、ダカールに舞う砂埃が実感させてくれました。
活動開始当初「天ぷら油を自動車の燃料にして、レースに出場する。」と口にすると、心ない人々から、いわれのない誹謗中傷を受けたことを思い出します。自動車レースへの参戦や「ダカールラリー」での完走などは夢のまた夢と思われていたことでしょう。当初、我々も、もちろん「夢」でした。しかし「夢」は「目標」になり、2007年「実現」いたしました。
次なるチャレンジである世界初マン島TTレースへの参戦に向け、2014年には、マンクスグランプリにてオリジナルディーゼルレーシングバイクと「C-FUEL」でのデモランを成功させました。
我々は今後も、市民・行政・企業が相互に利される形での資源循環型社会の構築に努め、バイオディーゼル燃料〔FAME〕のパイオニアとしての実績を誇りに、再生可能エネルギーの一層の普及に精進いたしてまいります。
2015年3月
株式会社レボインターナショナル
代表取締役 越川 哲也