バイオマス由来 次世代燃料の独自製造技術の開発に成功

-新たな バイオ軽油・バイオジェット燃料の普及を目指して-

 

株式会社レボインターナショナルは、供給量の増大に向け原料油を廃食用油から非食用であるジャトロファ油、更には木質乾留油への展開や利用分野の拡大を視野に入れ、バイオマス由来の軽油・ジェット・ナフサへの変換を可能とした、独自の製造技術開発に成功しました。

現在、当社では使用済みてんぷら油等を原料とした第一世代バイオディーゼル燃料(商品名:C-FUEL)を年間6,500kL以上、国内外の多くの企業に販売しご使用いただき、CO2排出削減など地球温暖化防止に貢献しています。

今後はこの開発技術にて、更に次世代のバイオ軽油・バイオジェット燃料の普及拡大を図り、バイオディーゼル燃料のパイオニア企業として脱化石エネルギー、地球温暖化防止への貢献を目指します。

 

<本技術の特徴>

これまでの関連技術は、いずれも高温・高圧下で水素と触媒を利用し、分解・改質が行われていますが、当社では独自触媒(固体酸系触媒)の開発に成功し、バイオマス由来の各種原料油を1MPa以下の低圧水素を用いた水素化接触分解を行い、地産地消型で安価なバイオ軽油、バイオジェット燃料など、液体燃料の製造を可能にする技術を開発しました。

独自技術開発により製造した燃料サンプル(写真)独自技術開発により製造した燃料サンプル

石油精製工場と同様の大型設備であれば、これまでの当該分野の技術にてバイオ軽油、バイオジェット燃料は製造可能と考えられますが、高圧水素でなければ炭素生成による触媒の劣化を抑制出来ず、石油(化石資源)と比較し原料集積が分散しているバイオマス原料では、石油精製工場のような大規模設備ではコスト高になると考え、本触媒は触媒表面での炭素生成を、低圧水素であっても抑制を可能にし、触媒の活性・寿命を工業的に維持する技術を有しており、地産地消型設備(小・中規模)の設計運用を可能にしました。

 

<本技術開発の成果>

1. 触媒開発

耐久時間1200時間以上の実績を得ています。(特許文献:WO2017/208497)

図1管型反応器で図1)管型反応器で使用した独自開発工業用触媒

 

2. 小型製造装置の運転実績

反応プロセスと蒸留プロセスでの生産プロセスの開発を行いました。(特許出願済)

生産量 [実績] 原料油(廃食用油)処理量 :10ℓ/日
バイオ原油収率 :70%(バイオ軽油・ジェット・ナフサ等)
ジェット:軽油比 = 3:7

ジェット/軽油比の制御は反応条件により調整可能です。

図2実際に製造した燃料サンプル図2)実際に製造した燃料サンプル (左)バイオジェット燃料  (右)バイオ軽油

図3小型製造装置での運転実績図3)小型製造装置での運転実績 (左)バイオジェット燃料  (右)バイオ軽油

 

<今後の展開>

当社では、長年に亘る唯一実績を糧に京都府下の市・町、大学、企業等との地域関連にも取組み、更に生ごみなどの廃棄物も利用する「地域循環共生圏(日本発の脱炭素化・SDGs構想)」の実施に向けた「京都モデル」の構築を目指し、その一助となれるよう活動を続けていきます。

  1. 他社向けテスト用ジェット燃料など、サンプル製造を推進中です。
  2. 2021年の実用化設備建設(日産:10,000ℓ)に向け、詳細設計を行っています。
  3. 更なる操作条件の最適化、且つ触媒の改良も視野に入れています。

 

当社では、独自技術による商業化に向けたジャトロファの栽培にも12年に亘り取り組んでいます。詳細はこちらをご覧下さい。


本件への問い合わせ先

(株)レボインターナショナル 業務部 営業課  森本

TEL: 075-604-0518