京都市ごみ減量推進会議会長代行・山内寛さん

京都市ごみ減量推進会議会長代行
山内 寛(やまうちひろし)さんにお話を伺いました。


――どんな活動をされていますか?

省資源とリサイクルの推進のために、ごみの減量、再利用の促進、資源の回収、啓発活動を中心に行っています。 使用済み食用油の回収もその活動の中のひとつです。

――活動を始めたきっかけは?

もともとは平成4年に京都市保健協議会連合会の山科地域会長になり、京都市東部の山間埋め立て事業の計画(予算・共用期間など)を知った時が、ごみ減量に携わるようになったきっかけです。 その後、平成6年に京都市が公募した、『ごみ減量推進員制度』を知って応募しトレーニングを受け、その方法を広く伝える為に、『京都市ごみ減量めぐるくん推進友の会』を平成8年に設立し、ほぼ同時期に設立された、『京都市ごみ減量推進会議』にも参加しました。 また、地域に根付いた組織として、私の住んでいる『山科西野地域ごみ減量推進会議』を平成10年に設立し、現在に至っています。 当初は古紙引取などがメインでしたが、京都市のバイオディーゼル燃料化事業の推進に伴い、平成11年に使用済み食用油の回収を始めました。

――取り組みの中で苦労されたことは何ですか?

取り組みをまとめるのに組織は必要なのですが、その組織の中で、何を最初にして、どういう順序で取り組めば良いのか分からない事が多くありました。 『めぐるくん推進友の会』と『京都市ごみ減量推進会議』を中心に試行錯誤していく中で、やはり一番重要なのが、“市民啓発活動”であるとわかりました。そこまでたどり着くのが大変でしたね。 それと、行政・民間との情報も大切なのですが、その共有というのもなかなか大変です。もっと密にやり取りする必要があると思います。

――今後はどのような活動を進めていかれますか?

以前、京都市の各区にある『まち美化事務所』へ“ごみ減量アドバイザー”が配置された事もあり、啓発の為に区民まつり等への参加によって、『まち美化事務所』と地域住民との接点が増えました。 この啓発活動から、今後は消費社会で育った世代に、生産のエネルギー、廃棄のエネルギーについて伝え、発生抑制に努めていきたいと思います。 また、使用済み食用油の処理については、固めると家庭で薬剤代がかかりますし、流すと汚水処理費用がかさみます。1リットルの汚水を処理するのに約11円かかるといわれていますが、そのうち油混じりの汚水処理がかなりの割合を占めていると聞いています。 この事をもっと広く伝えて、“使った天ぷら油は引取へ”の認識をさらにもっていただき、地域の引取量が増えるようつなげていきたいと思います。

――ありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈りしています!

山内 寛さんのプロフィール

平成4年からごみ減量の取り組みに携わる
平成8年 『京都市ごみ減量めぐるくん推進友の会』代表
平成10年『京都市山科区西野地域ごみ減量推進会議』副会長
平成13年『京都市保健協議会連合会』会長(現在は副会長)
平成17年『京都市ごみ減量推進会議』会長代行
京都市山科区在住。 74歳。